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「派遣」は時代の難民?
「派遣」この一言を聞くと、今の時代の難民と思う人も多いだろう。
しかし、私はそうは思わない。
派遣という働き方には、少なくともメリットがあったのだ。
それを社会の勝手な波が作用し、今は難民となってしまっただけなのだ。
一時期は、正社員として企業に就職するよりも、
派遣社員でよりよい条件で、かつよりよい職を探すために、
自ら望んで派遣社員でいた人が多かったのも事実だ。
しかし、その反面では、違う意味で、より良い条件という意味合いで、
日雇い派遣というものが出来上がってしまった。
これは、その日暮らしや、若い子のアルバイトなどに多く利用され、
働く側としては日給がもらえるメリット、雇う側は、経費削減となり、
双方メリットがあったので世の中にこの就業方法が広まったのだろう。
私は、日雇い派遣については消極的な考えであるが、
派遣社員というのは、良いのではないだろうかと思う。
私は双方とも経験がある。
若いころ、派遣社員の給料は正社員の募集要項よりも高く、
それに興味をもち派遣社員への登録をしたことがある。
その際、事細かに今までの経歴を聞かれ、
また技術として、パソコンの技術を確認され、
働くシフトは基本的には、月曜日から金曜日までの9時から5時まで。
そこにはなにも緩い規定など存在しなかった。
ただ、自分の技術と企業が欲する技術が一致したとき、
その会社へ派遣をされるのだ。
派遣されれば、まってましたといわんばかりに事務仕事が回ってきたし、
ほかの社員は「派遣さんに任せれば良い」という認識でいたのだ。
確かにお給料は良かったが、一つの企業にいまいち溶け込めず、
なんだか違和感はあるのが寂しくも思ったが、割り切ってしまえば、
それはそれで派遣社員というものを確立していた。
一方、日雇い派遣も経験がある。
主婦になり、家庭の助けになればと登録したが、
その際は技術など必要としているわけではなかった。
自分の身分が証明できれば、不特定多数の人でも任せられたようだ。
機械の一つの歯車のように働き、明日はまた別の企業への派遣だった。
毎日、明日は仕事があるかどうかもわからない状態。
時には、派遣元で待機という仕事もあった。
それは日雇いのため、風邪などの当日欠勤が許されず、
どうしても欠員する場合は、派遣元は補充をしなければならない。
そのために早朝から待機と称し、人員を確保しておくのだ。
日雇い派遣については、これほどに不安定なものは無いと思う。
しかし、派遣社員というのは、一つの働き方だと思う。
自分の技術を高め、誇りを持つことが出来れば、
企業からオファーがあるのだ。そしてその企業を見定めて、
就労するかどうかを自分で決めることが出来るのだ。
理にかなった方法だと思う。
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